萩陶芸美術館「吉賀大眉記念館」 >>展示作品
文化功労者/日本芸術院会員であった陶芸作家「吉賀大眉(よしかたいび)」の 代表的作品や水彩画などおよそ100点を中心に、 大眉と親交のあった著名作家の作品や萩焼の古窯・古陶磁資料など、多岐に渡り展示しています。 ここでは展示内容を一部ご紹介します。
大眉記念館のエントランス。 床と壁一面に敷き詰められた陶板は、泉流山窯元(大眉の窯元)で作ったもの。 正面にかざられている作品は、大眉と大変親交の深かった芸術院会員・蓮田修吾郎氏の作品。
萩の古窯より出土の陶磁器片や、古萩の茶碗などを資料として展示している。
壁面には水彩画を展示。 また、展示スペースとして不定期的に展覧会の作品を展示している。 大眉は暇を見つけては四季折々の草花などをモチーフに水彩画などを描いていた。
萩焼の原土や、釉薬のもとになる原石など、原料となる各種調合素材を展示。
広さのある空間。 大眉晩年の作品や水彩画を展示。 このスペースの作品はガラスウインドウに入っていないので、直接見ることができる。
「暁雲シリーズ」をはじめ、大型の花器・水盤などを展示。 大眉芸術の代表的な作品や数々の受賞作品を展示している。 若い頃からの作品を年代を追って展示してあり、作風の変遷が見てとれる。
大眉後期の作品と、井戸茶碗・水指などを展示。 「暁雲シリーズ」の芸術性が更に成熟していく。 抹茶茶碗などの茶道具では、洗練されたろくろ引きのわざが見てとれる。
大眉ゆかり・親交のあった作家の作品を展示。 とくに香月泰男(油絵)・高島北海・松林桂月(ともに日本画)の各作家とコラボレーション(絵付け)した作品を多数残している。 その他、加藤土師萌・富本憲吉・楠部彌弌・金重陶陽・清水六兵衛など、著名作家の作品を展示している。 >>収蔵コレクション